Jリートには多くのメリットがある一方で、さまざまなリスクも伴います。
Jリートは証券取引所に上場しており、取引価格が変動しますので、元本や利回りが保証された金融商品ではありません。
Jリートの取引価格に影響を及ぼす主なリスクには、以下のものがあります。
- 不動産市場のリスク
- 不動産の賃貸市場や売買市場、金利環境、経済情勢等の影響を受けて、Jリートが保有する物件の賃料収入が減ったり、保有物件そのものの価格が低下したりすることで、取引価格や分配金が変動する可能性があります。
- 金利変動リスク
- Jリートは一般投資家から資金を集めるほか、金融機関からの借入を行って資金調達している場合があります。この場合、金利の変動はJリートの収益に影響を及ぼし、取引価格や分配金が変動する可能性があります。
- 地震・火災などによるリスク
- 投資対象の不動産が地震や火災の被災を受けた場合等、予想不可能な事態によって取引価格や分配金が変動する可能性があります。
- 上場廃止になるリスク
- 証券取引所が定める上場基準に抵触し、上場廃止になった場合には、取引が著しく困難になる可能性があります。
- 運営に関するリスク
- Jリートは一般の法人と同様に、倒産するリスクがあります。このリスクが表面化した場合、取引価格が著しく下落する可能性があります。
投資の際は、上場時や増資時に各銘柄から発行される「目論見書」、決算期ごとに発行される「有価証券報告書」に記載されている「投資リスク」にも目を通し、そのJリートが持つリスクを知ることが大切です。