賃貸用不動産を投資対象とする
金融商品です。

REIT（リート）とは、Real Estate Investment Trustの略で、金融商品の一種である不動産投資信託です。JAPANの「J」を頭につけて「Jリート（ジェイリート）」と呼びます。
多くの投資家から集めた資金で、オフィスビル・住宅・商業施設等の不動産を購入し、その賃貸収入や売買益から費用を差し引いた利益を、投資家に分配する仕組みを持っています。

安定的な分配金を期待できる
長期投資に向いた金融商品です。

Jリートの魅力は分配金の安定性です。不動産から生じる家賃収入は定期的に受け取ることができるので、収益は安定しています。その上、Jリートでは数多くの不動産に分散して投資を行うため、家賃収入はより安定する仕組みとなり、投資家の皆様が受け取る分配金も比較的安定した水準となります。

一定の要件を満たせば、
分配額に法人税が課税されません。

Jリートは税法の規定により、課税所得の90％超を分配する等の要件を満たせば、その分配した額に対する法人税が免除されます。このため、投資家の皆様は同等の事業を営む上場企業へ投資する場合と比べ、Jリート投資からより多くの分配金を受け取ることができます。

投資対象によって
いくつかのタイプに分かれます。

Jリートは、オフィスビル、住宅、商業施設、ホテル、物流施設など、投資対象となる不動産の用途によってタイプが分類されます。これら単一の用途の不動産に投資するものは「特化型」、複数の用途の不動産に投資するものが「複合型」と呼ばれます。
また、それぞれの用途の不動産には特徴があり、例えば、オフィスビルと住宅では以下のような違いがあります。
オフィスビル
市場規模が大きく、立地や設備が優れた物件の場合、安定した賃貸収入が期待できます。一方、企業がテナントとなることが多く、賃貸収入が景気変動や企業の業績などの影響を受けやすいと考えられています。
住宅
居住用のため、景気変動に伴って家賃の急激な変動が生じにくいことや、1物件あたりのテナント数も多いため、個々のテナントの入居・退去による影響が小さいことから、相対的に賃貸収入が安定していると考えられています。